ストリッピング手術で下肢静脈瘤を治す
下肢静脈瘤の治療のひとつに「ストリッピング手術(静脈抜去術)」という手術方法があります。
ストリッピング手術(静脈抜去手術)とは、下肢静脈瘤の根治的な治療法として100年も前から行われている手術です。
ストリッピング手術は、足の付け根と足首の2カ所を小さく切開して、弁不全をおこして静脈瘤になっている血管をストリッパーと呼ばれる手術用ワイヤーで引き抜く治療法です。
血管を引き抜いても、血液は筋肉の中を通る深部静脈に迂回するので大丈夫なのです。
ストリッピング手術は再発が少なく最も一般的で確実な治療法で、手術の小さい傷跡は残りますがどんな大きな静脈瘤でも確実に治療できます。
皮膚を切開して静脈瘤のある血管を抜き取るので、非常に強い痛みを伴い体に負担がかかるために全身麻酔か下半身麻酔(腰椎麻酔、硬膜外麻酔)を使い、普通は5~7日ほどの入院を要します。
以前はくるぶしから足の付け根部分まで静脈の血管をすべて抜き取っていましたが、その方法では神経を損傷させることが多かったようです。
しかし、現在は知覚神経の位置が判り、脚の付け根からひざまでの血管を抜き取る方法が主流になりました。
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脚の付け根からひざまでの血管を抜き取る方法だと、神経の損傷による神経障害のような後遺症が残ることはまずありません。
ただし、血管を引き抜く手術のため術後の痛みが強く、皮下出血などの合併症が起こることがあります。
ストリッピング手術はこのように非常に強い痛みが伴うので、一般的に全身麻酔か下半身麻酔で行われます。
しかし最近では、静脈麻酔やTLA麻酔という特別な局所麻酔を使ってのストリッピング手術を行うことが出来るようになっています。
この方法だと外来日帰りでの手術が可能なのですが、限られた施設でのみこの手術は行われています。
局所麻酔下でのストリッピング手術の場合だと施術時間は40分前後です。
最近では、確実に下肢静脈瘤を治療することが出来るストリッピング手術に、簡単で体への影響が少ない硬化療法を併用するケースが増えています。
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