尋常性白斑の部分が白髪になります


尋常性白斑は、原因不明の後天性の色素減少症の一つで、「白なまず」とも呼ばれています。

この尋常性白斑が頭部に出来ると、白斑になった部分が白髪になることが多いそうです。

尋常性白斑の名前の「尋常性」には「普通の」とか「有り触れた」という意味があるように、尋常性白斑は一般的によくみられる症状です。

頭部ばかりでなく全身の至る所に現われますが、顔、胸、手の甲、腋、外陰部、ひじ、膝などにもよくみられます。

尋常性白斑は、白髪と同じ様にメラノサイト(色素細胞)が消失することによって皮膚の色が抜けて白くなります。

皮膚病のなかでも治りにくい病気の一つで 自己免疫説・神経障害説などがありますが、はっきりとした原因は未だ解明されておらず、根本的な治療法というものは確立しておりません。


この尋常性白斑という病気は、人にうつったり、直接体に害が及ぶという様な病気ではありません。

しかし、皮膚の色が抜けて白くなってしまうということからも、かなりの精神的な苦痛が伴うと考えられます。

尋常性白斑の根本的な治療法は確立しておりませんが、最近では紫外線療法のなかでも 中波長紫外線(UVB)の中の非常に狭い波長の紫外線だけを照射する「ナローバンドUVB療法」という治療法がたいへんよい効果を示すことがわかってきました。

現在では、この「ナローバンドUVB療法」が、尋常性白斑の第1選択の治療法になりつつあるようです。

また、尋常性白斑でも体の片側にだけ症状が出るタイプのものでは、表皮の移植手術が効果的になります。

白斑部分を炭酸ガスレーザーで剥離し、その部分に採取した正常な皮膚を移植します。

これは治療とは言えませんが、セルフタニング剤を皮膚に塗ると3~4日間は皮膚を着色することが出来ますし、白斑の部分を正常な皮膚の色をしたファンデーションのようなもので塗り隠すことも出来ます。

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