生理の周期に関連して起こる月経喘息
生理痛とは違うのですが、生理の周期に関連して起こる喘息があります。
この喘息は、生理前や生理の時だけ喘息の状態が悪化します。
生理前に起きる喘息を月経前喘息、生理中に起きる喘息を月経期喘息と呼び、この二つの喘息は「月経(関連)喘息」と呼ばれています。
月経喘息は、生理の始まる生理が始まる3~4日前から喘息の状態が悪くなり始め、生理が始まると良くなりだす、といった月経前喘息の経過を辿る人は結構多いようです。
また月経喘息は、月経のある女性喘息患者の30%~40%に見られるという報告もあります。
このように月経のある女性喘息患者の1/3は、生理中に症状が悪化するといわれており、 喘息の発作で救急外来に来る女性は生理の時期がいちばん多いのだそうです。
なんと月経喘息で救急外来に来る人数は、生理の時期でない時と比べると約4倍にまで増えると言われています。
月経喘息の原因としては、生理前に体液量が増加して、気管支粘膜がむくんで気管支が狭くなること、女性ホルモンの分泌によって体調の変化が起きること、生理に伴うストレス、などが考えられています。
さらに生理前には呼吸機能が低下したり、気道過敏性亢進といったことなども報告されており、これらの要因が重なり作用を及ぼして起きるようですが、詳しいは原因ははっきりとはしていません。
月経喘息の症状は、他の喘息と同じ症状で、咳・痰・喘鳴(ぜんめい)・多呼吸・陥没呼吸・起坐呼吸・チアノーゼといったような症状がみられます。
治療も他の喘息の場合の治療と同じで、通常の気管支喘息の治療である吸入や内服薬、利尿剤等が使われます。
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