外反母趾の進行程度の分類
外反母趾は、進行の状況によって4期に分類されます。
可逆期(代償期)は、足の親指が外側に曲がっていても、内側に曲げようと自分で力を入れたり、マッサージしたりして外から力を加えれば簡単に元に戻る状態です。
拘縮期(非代償期)になると、足の親指の関節が炎症などを起こし関節周囲の軟部組織が縮んで固まってしまいます。
そのため、足の親指を正常な位置に戻そうとしても拘縮してもとに戻らなくなってしまいます。
進行期(増悪期)では外反が自然に進行して、立っているだけで指は曲がっていってしまいます。
親指の付け根の関節に亜脱臼が起き、指を曲げたり伸ばしたりすると母趾が外側に曲がってしまいます。
こうなると靴を履いていなくても、立って歩いたり親指に力を入れるだけで外反母趾が自然に進行してしまうのです。
終末期になると親指は第二趾(人差し指)や、ときには第三趾(中指)の下にもぐり込んでしまいます。
指同士が重なってしまうために親指の関節が脱臼したりしてしまい、これ以上曲がりようがなくなります。
足は完全に機能を失い、通常の歩行さえ困難になります。
外反母趾で受診するのは、整形外科になります。
整形外科では治療として、保存療法と手術療法があります。
保存療法では指の炎症をおさえる湿布の貼用、足の横のアーチを支える足底板(靴の中敷のようなもの)を作ったり、反った親指を挟むような矯正装具(テーピング)をします。
しかし、外反母趾の症状が進行してしまうと、保存療法では治すことはできません。
様々な対策をしていても症状が改善しない場合は、最終的な治療法として、手術療法がとられます。
手術の方法は、外反母趾の状態により違ってきます。
ただし、手術を受けた後も靴に中敷を敷くなどの対策はずっと必要です。
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