外反母趾同様、女性に多くみられる内反小趾
足の指の変形の中で、外反母趾とともに女性に多くみられるのが、内反小趾といわれる変形です。
内反小趾とは、足の小指が付け根から親指の方に向かって まるでくの字のように折れ曲がってしまい、小指の付け根が外側に張り出した状態のことです。
内反小趾の変形が進めば、小指の付け根の裏や小指の外側面にタコやウオノメが出来たり、小指のつけ根の関節(MTP関節)が靴に当たったり、爪が薬指に当たったりしてひどく痛むようになります。
このような炎症を一度でも起こしてしまうと、内反小趾ではちょっとした圧迫でもひどく痛むようになります。
外反母趾ほど目立たないので、受診する人は少ないのですが、痛む人は外反母趾以上に多いようです。
内反小趾の多くは外反母趾と同時に起こりますが、単独でみられるケースもあります。
外反母趾との合併があると、前足部が三角のような形になり、足の痛みや歩行障害、身体の各部位の障害が引き起こされます。
内反小趾は外反母趾と同様に開張足(足指の5本の骨で形成される横のアーチの低下)の状態になっています。
この開張足になってしまうと足の横幅が広がるので、靴の圧迫を強く受けるようになり、内反小趾の状態になりやすくなります。
そして内反小趾の状態になると、足の小指が内側に曲がったり、中足骨骨頭部が肥大したりして痛みを感じるようになるのです。
また、この内反小趾が女性に多い原因のひとつには、ハイヒールのような靴にあるとも考えられています。
治療としては、痛みがあったとしても変形が軽い場合には、ヒールの高い靴や先の細い靴を避け、足先の幅が広く、踵が低く足の大きさによく合った靴を履くようにします。
ほとんどの場合、靴と中敷きの調製で痛みが取れるので、矯正手術を行うことはめったにありません。
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