心臓の老化で起きる不整脈
普段の生活では、年をとってきても自分の心臓の機能が低下してきているという感じを受けることはあまりありません。
でも、階段や坂道を登ったりして心臓に負担がかかると、動悸や息切れがでたりして心臓の機能が衰えていることに気付きます。
だれでも年をとると、心臓や血管が老化して働きが変化してきます。
老化すると、階段や坂道を登ったりするような運動に対しての心拍数(心臓の収縮回数)が低下してきます。
一般的に、お年寄りの最大心拍数は若い人に比べて少なくなります。
これは心筋細胞がだんだんと死滅してきて心筋層が硬くなってしまい、心筋の柔軟性が衰えてきたことが原因です。
そのために心臓のポンプ力が低下してきているのです。
また、心筋の老化は、刺激伝達系に異常を起こして、不整脈の一種である洞性徐脈やブロックなどを起こしてしまいます。
一方で、全身の動脈は動脈硬化が進み、血管腔は狭くなり弾力性が乏しく硬くなります。
そのため血圧が上昇し、心臓は高い血圧に負けないで全身に血液を送ろうとして壁が厚くなります。
そのため心臓は、血圧の上昇に伴って左室が肥大してきます。
心臓が肥大しても、心筋に酸素や栄養を送っている毛細血管の数は増えませんので、酸素や栄養分が十分に行き渡らなくなります。
この心筋虚血の状態が進んでくると狭心症や心筋梗塞が起こることがあります。
運動したときに、動悸や息切れ、不整脈、胸が苦しくなるなどがあれば、心筋虚血が起きているのかも知れません。
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