心臓が一時的に止まる事がある不整脈、洞不全症候群
洞不全症候群(どうふぜんしょうこうぐん)とは、心臓を動かすための電気がつくられている、心臓の上部にある洞結節という部分の働きが悪くなるために起きる不整脈でSSS(スリーエス)とも呼ばれています。
洞不全症候群には、単に徐脈(脈が遅くなる)だけの不整脈と、徐脈と同時に頻脈(脈が速くなる)の発作が起きる不整脈があります。
洞不全が起こると徐脈になるのですが、心房に異常があると頻脈になることもあるのです。
このような徐脈と同時に頻脈が起きるタイプの不整脈は、徐脈頻脈症候群とも呼ばれています。
徐脈頻脈症候群では、頻脈が治まった時に心臓が止まりやすくなり、失神やふらつきが現われます。
一般的には、数秒以上の心臓停止があるとふらつきが起こり、心臓停止が10秒以上になると失神して倒れるアダム・ストークス発作を起こすことがあります。
たとえ心臓が一時的に止まっても、死亡したりすることはありませんが、失神したときにたいへん危険なので注意が必要です。
徐脈のために失神やふらつきなどの症状が現れる場合は、ペースメーカーの植え込み手術が必要になりますが、症状が出なくても4秒以上の心停止が見つかった場合にはペースメーカーの植え込みになることがあります。
多くの場合だと、洞不全症候群は重篤な病気ではありません。
頻脈発作が頻発するときには、抗不整脈薬を使いますが、頻脈が止まったあとに起きる徐脈に備えるために、ペースメーカを植え込むのです。
洞不全症候群では、このように病状によっていろいろな治療法が選択されます。
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