脳こうそくを引き起こす不整脈
不整脈は、脳こうそく(脳梗塞)ともつながりがあります。
脳こうそくには、脳自体の血管が動脈硬化で細くなって詰まる脳血栓と
心臓や首に血栓という血の塊ができて、この血栓の一部が血液に流されてきて脳の血管に詰まる脳塞栓(そくせん)とがあります。
ミスターこと長嶋茂雄さんが患った脳こうそくもこの脳塞栓のタイプだったようです。
不整脈のなかでも心房細動(しんぼうさいどう)という不整脈は、脳こうそくの原因になる血栓を作りやすい不整脈です。
脈がバラバラになる不整脈で、この心房細動が起こると動悸を感じたり、胸部圧迫感や気分が悪くなったりしますが、まったく症状がない場合も多いようです。
心房細動が起こり心房がけいれんすると、心房の中の血液がうっ滞して固まってしまうため、血栓ができやすくなります。
できた血栓は血液の流れに乗って全身に回ります。
流れてきた血栓が脳の血管をふさぐと、脳塞栓といわれる脳こうそくが起きてしまうのです。
心房細動という不整脈は、弁膜症などの心臓病に合併して起きることが多いのですが、加齢に伴い単独でも起きてくるようになります。
心房細動の症状がある上に、高齢者であったり、高血圧や糖尿病、喫煙といった危険な要因が重なると、さらに脳こうそくを起こしやすくなります。
脳は、非常にたくさんの酸素やブドウ糖(脳の唯一の栄養源)を消費しています。
このため、脳は非常に血液不足や酸素不足に弱く、脳塞栓などで血液の流れが停止すると約5分で脳細胞が死んでしまいます。
しかも一度脳こうそくを起こしてしまうと後遺症が残ることが多い上に、再発もよくあることです。
時には突然死される方もあります。
このように恐ろしい脳こうそくにならないように、予防することが一番です。
とくに高齢でいらしたり、若くても過去に脳こうそくや一過性脳虚血発作を起こしたことがある方や、高血圧・糖尿病・心不全・狭心症などの持病をお持ちの方は、脳こうそくを起こす可能性が高くなりますので専門の医療機関でご相談下さい。
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