頻尿のひとつ、夜間頻尿の原因
夜間、眠りについてから排尿のために1回以上は起きなければならず、日常生活に支障がある状況を夜間頻尿と呼んでいます。
夜間頻尿は夜間多尿や膀胱容量の減少が原因で起ったり、また夜間多尿と膀胱容量の減少の両方で起きていることが多いようです。
夜間多尿というのは夜間、眠りについてからの排尿量と朝起きた時の排尿量の合計が1日の排尿量の33%以上の場合をいうことが多く、その一番の原因は水分の過剰摂取です。
寝る前の水分摂取は、脳梗塞などを予防するのには有意義ですが、摂取する量が多すぎるとそれだけ尿もたくさん作られることになります。
加齢によって腎臓の機能が低下すると、日中だけでは血液の浄化と再吸収が間に合わなくなり、夜間に尿量が増えます。
また加齢や老化とともに心臓の力や脚の筋肉が弱くなり、昼間起きている状態では、血液が足の静脈に溜まり心臓に戻りにくくなります。
しかし夜に横になると、昼間溜まっていた血液が心臓に戻り、その血液が腎臓に送られるのでこのことでも夜中に尿量が増します。
結果的に就寝中の尿量が増加し、排尿に起きる回数が多くなります。
若い人だと朝起きた時の排尿量は、日中の排尿1回分の1.5~2倍程度の量があります。
しかし夜間頻尿の症状をもつ人では、夜間や早朝の1回排尿量は日中の1回分の排尿量と変わりません。
その原因のひとつに睡眠障害が挙げられます。
夜間の尿量をおさえるホルモンの量も減少するので、結果として夜間に尿が作られることになるのです。
睡眠異常の時には、夜間の尿量をおさえる抗利尿ホルモンが分泌されず、夜間に尿が多く作られることになるのです。
また歳をとると少しの尿意でも目覚めやすくなり、夜間頻尿となると考えられます。
冬になるとまた一層、夜間頻尿が起きやすくなります。
体が冷えると誰でもトイレが近くなりますが、これは体が冷えることによって汗をかかなくなり、代謝された水分が汗からでなく尿として排泄されるので尿量が増えるのです。
特に夜間の冷えは、尿量が多くなり夜間のトイレの回数が多くなる原因になります。
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